FXの相場環境認識、トレードの記録を明記していきます。

ダウ理論:重要な高値や安値を抜けたなら、どうなるのかを考えてみる。

2020/03/28
 
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男の娘大好きな私が、FXの相場環境認識について本当に理解しているのか? 今一度自分でおさらいをしていくつもりで相場環境認識について語っていこうと思い、ブログを立ち上げました。 男の娘さん宜しくお願い致します。←ん?

皆様こんにちは。前回に引き続き今回も「重要な高値と安値」についてお話をしていこうと思います。

重要な高値と安値については理解できたでしょうか?では、重要な高値と安値を知った後、これをトレードにおいてどう生かすのかということを考えないと、これらを知っていても全く意味が有りません。

例えばこれを知らずに「アップトレンドだ~!!」と思って、重要な高値を更新した直後に買いのエントリーでポジションを取るとどうなるでしょうか?

では、具体的に見ていきましょう。

ダウ理論:重要な高値安値を抜けるといったいどうなるのか?

重要な高値安値を抜けるとどういった動きになるのか?そこには相場の参加者たちによる行動が絡んでいます。この、相場の参加者たちがどういった考えのもと行動し、行動した結果により相場への影響がどういった形で現れるのか、これが全てのキーポイントとなります。

ではまず、こちらの図をご覧ください。

こちらの図ではアップトレンドの中で高値を超えた後、一時的に下がってきております。

「図で説明されても解らんよ~!!っていうか都合の良いように解釈してるだけじゃないの~!?」って声が聞こえてきそうですが、こういった現象は必ず起こりえます。

では、実際のチャートを使って1つずつ読み解いていってみましょう。

ダウ理論:重要な高値や安値を利確ポイントとして見ている可能性が高い。

重要な高値や安値は、それだけ多くの相場の参加者が「そこに注目している」ということになります。そこに注目するということは、そこをゴールとして見ている投資家が多数いることになります。もしそこがゴールであるとするなら、投資家は次にどういった行動に出るでしょうか?

ゴールに到達すれば利確をし、ポジションを手仕舞う

そうです。ゴールに到達したからと言ってずっとポジションを持ち続けていても、それはお金には変わらずずっとトレード中の1つとして相場の中に残り続けてしまいます。

そうなってしまっては本末転倒で、何のためにポジションを持ち、何のためにトレードを行っているのかが解らなくなりますよね。大事なことはお金を稼ぐということなのです。お金を稼ぐためにはゴールに到達したときに、ちゃんと利確を行い持っているポジションを手仕舞わないといけません。逆に言えばポジションを手仕舞わない限り、お金になって帰ってくるということが無いとも言えます。

では、ポジションを手仕舞うとはどういった行為になるのでしょうか?具体的な例をドル円を使って説明したいと思います。

ドル円のポジションを持っていたとして、

  • アップトレンドなら利確によってドルを売り円を買う行為
  • ダウントレンドなら利確によって円を売りドルを買う行為

となります。

つまり、今持っているポジションとは逆のポジションを所持することと同じ意味になり、利確とはただ「今持っているポジションを手放す」だけではないということです。

ダウ理論:利確によって逆のポジションを持つということは、チャート上にはどういった形で現れるのか?

何度も言いますように、チャートというのは下の図のように一直線では絶対に形成されません。

このように、何度も上がったり下がったりを繰り返し、チャートというものは形成されていきます。最も、この上下に動くことによって私のようなビギナー投資家は悩み、往復ビンタを食らいまくって意気消沈してしまうのですが…。

では、なぜこういった上下運動をしながらチャートが形成されていくのでしょうか?それこそ先ほどお話させて頂いたように、利確によって所持しているポジションとは逆のポジションを所有するということと、同意になってしまうためこういった上下運動が発生するのです。なぜこういったシステムになっているのかは解りませんが、きっと何かそうしなければいけない重要な理由があってこそだと思うのです。しかし、そのことを知ったところで我々の懐が裕福にはなりませんので、そういうシステムなんだ程度で覚えておきましょう。

上下運動が発生する理由の1つとして、利確を上げましたが更にはこういった理由も含まれており、チャートを複雑にする要因になっています。

ダウ理論:重要な高値安値付近では、逆張りや間違ったナンピンをする人が増えるため。

重要な安値高値付近では、一般投資家が「ここを超えることは無いだろう。」「ダウントレンドなんだからここまで来たら売ろう。」等々、間違った相場環境認識を行い、いろんな思想を持った投資家がそこには集合しています。そういった方々が一斉にトレンド方向とは別の向きにポジションを持ったとしたら、どうなるでしょう?

もちろん先ほどご説明した利確による行動も相まって、一時的にローソク足を動かす力が強まってそれらはチャート上に現れます。

このチャート上に現れるというのが肝となるわけです。それらはエリオット波動論でいうところの「修正波」と呼ばれるものなのですが、今はダウ理論についてお話をしていますので「安値試し、高値試し」という表現になります。

この安値試しや高値試しが下のチャートのように波を一直線で動かさずに、上下運動を行いより一層複雑な動きにさせる一番の原因となるわけでございます。

また、更に重要な高値安値が存在するなら、そこには大量の資金をつぎ込んで大きな値幅を一気に食らいつくし、大量の利益を上げようとする我々の想像がつかないくらいの投資家が存在することになります。

ダウ理論:最も重要な高値安値付近では、そこには巨大なる力を持った投資家の行動が現れる?

実はこの「最も巨大なる力を持った投資家」が、重要な高値安値を更新したときに利益を確定し、大きな暴落や暴騰を発生させる一因となっているのです。

この最も重要な高値安値の存在は、最近のドル円でも確認することが出来ます。

例えばこちらのドル円のチャートをご覧ください。

こちらは2011年から現在までの、月足のチャートになります。このチャート上に赤〇で囲っている部分ですが、なぜこの位置から下落するのか?皆様はお解り頂けますでしょうか?

ヒントはこの位置だけでは明確な理由を答えることが出来ません。左側のチャートに注目してみましょう。

少し先ほどのチャートから遠目で見た月足チャートになります。

左側には重要である可能性が高い結構な値幅を持った高値試しの波が存在しております。こちらも赤〇で囲ってみました。また、この赤〇の中でも高値に位置する部分に水平線を引いてみたのですが、皆様にはどう見えるでしょうか?

相場の参加者、特に大きな資金をもっている投資家にとって、ここをゴールとして見ていた可能性が非常に高く、ここに到達し、高値を更新したから利確を行い一時的な下落を発生させたと思われます。また、ここに来たら売ってやろうという相場の参加者も存在するため、ここまでの下落を発生させる力が相乗効果によって出現した可能性も見受けられます。

では次に、こちらの下側に有る青〇で囲った位置からこれほどの大きな上昇をした理由は何なのでしょうか?

これについても左側から答えを導き出す必要性が御座いますので、少し引いてみましょう。青〇の位置は上の画像と同じ部分になります。

こちらがもう少し引いてみた月足チャートになります。青〇で囲った左側の部分には、重要そうな安値が見えております。皆様にはどこか解るでしょうか?

ヒントとして水平線を引いてみました。

 

そうです、答えはこちらになります。

ここを重要な安値であるという判断のもと、相場の参加者、取り分け巨大なる資金を持って売りのポジションを持ち続けていた投資家はここを超えたときに利食い、つまり利益を確定する行動を行い、ここから一気に値幅を食って掛かろうとする逆勢力の参入によってこれだけの大きな上昇を迎えることになったということであります。

これが重要な高値と安値を超えるとどうなるか?ということであり、重要な高値と安値が存在し、見分けることが出来ないと危険な目に合うポイントとなります。

ダウ理論:重要な高値や安値を抜けたなら、どうなるのかを考えてみる。まとめ

皆様どうでしょうか?重要な高値と安値を抜けるとどういったことが起こるのか?についてご理解いただけたでしょうか?

ダウ理論を1つずつ丁寧に読み解くことによって、相場というのはどういった行動が発生するのかということが少しでも解れば、何かを得るきっかけにもなると思います。

私自身まだまだ勉強中で有り、色々とデモトレードを行いながら自分自身のトレードを見つめなおすという毎日を続けておりますが、そこにはやはりまず第一にこの「ダウ理論を用いてトレードを行う」というルールを常に意識しています。

相場はダウ理論抜きに語ることなかれ!!

を、心情にやって行きたいと思っています。

では、ここまでお読みいただき有難うございます。次回は「トレンドの転換期」についてお話をしていきたいと思いますので、皆様どうかよろしくお願い致します。

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男の娘大好きな私が、FXの相場環境認識について本当に理解しているのか? 今一度自分でおさらいをしていくつもりで相場環境認識について語っていこうと思い、ブログを立ち上げました。 男の娘さん宜しくお願い致します。←ん?

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