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ダウ理論:波を引く際の注意点

 
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男の娘大好きな私が、FXの相場環境認識について本当に理解しているのか? 今一度自分でおさらいをしていくつもりで相場環境認識について語っていこうと思い、ブログを立ち上げました。 男の娘さん宜しくお願い致します。←ん?

皆様こんにちは。前回はダウ理論のアップトレンドとは何か?ダウントレンドとは何か?ということをお伝えいたしました。

では、今回は実際に波を引く前に波を引く際の注意点についてお伝えしていきたいと思います。

波引きの注意点

チャートは思いっきり引いた状態で見る

実際に見てみましょう。

このように、出来るだけ小さくして全体を見渡せるようにしてから波引きを行ってください。

これが一番練習になりますので、これを基本としてとらえて頂けると良いと思います。

では逆に、

このようにドアップの状態でアップトレンドやダウントレンドの波を引くとどうでしょう?

確かにこの中の波はアップトレンドのように見えます。しかし、もしかすると大きな波のサイズで見ると、大下落の中のアップトレンドの一部を見ているかもしれません。

これでは正確なアップトレンドであるとは言いきれませんね。

波を引くときは日足でやってみる

チャートには色々な時間帯のローソク足が有ります。

  • 一分足
  • 五分足
  • 十五分足
  • 三十分足
  • 一時間足
  • 四時間足
  • 日足
  • 週足
  • 月足

証券会社のサイトによっては、更に二時間足や八時間足なども存在します。

どの時間帯で引いて見てもいいのですが、基本的には日足でチャートを見た方が練習になりやすいと思います。

実際に私が引いた分を、月足、週足、日足、四時間足、一時間足で見比べてみましょう。

引いた部分はポンド円のリーマンショック直前の部分です。

月足の規模で引くとこうなります。

日足レベルで引くには小さすぎるし、月足の規模で引くには大きすぎて引きにくい。この「規模」という概念がとても大切になってきます。

こちらが週足の規模になります。

この規模でもやはり大きすぎて引きにくくなってきます。

実際に日足レベルで引いた赤のラインも、まだまだ小さいですね。

こちらが実際の日足レベルでの波引きとなります。

波の規模も落ち着き、かなり見やすくなっております。

先ほどの波引きを四時間足にしてみました。

この状態だと、本当にこの部分がアップトレンドなのかが確認できません。ちゃんと確認するためには、最低限日足レベルで確認しないといけないということです。

更に一時間足に落とし込んでみました。

こうしてみると「本当にアップトレンド~???」と、私の眼には疑いの余地が残ってしまいます。

自分が引きやすいと思ったところを重点的に引いて見る

先ほどの月足レベルでのチャートをもう一度ご覧いただきたいのですが、この中でアップトレンドなのかダウントレンドなのか、見極めることが出来るでしょうか?

何度も波引きを行い、いろんな通貨に目を通してダウ理論の定義も完璧に解っていらっしゃる方なら愚問ですが、慣れないうちは本当に解りません。かくいう私も、この部分だけでは「一見するとダウントレンドに見えなくもない」程度のレベルです。

それはなぜかというと、「左側のチャート情報が見えないから。」です。

この状態でダウ理論の定義に従って波を引け!と言われたところで、私は困ってしまいます。なぜなら高値と安値が見えないからです。

では、一時間足はどうでしょう?

これも一見するとアップトレンドに見えなくもないですが、中央より左側の波がダウントレンドのように見えて、本当の高値安値が解りずらい状況になっています。

この状態で波を引いていくと、チャートを右から左へとずらして行っているうちに「あれ?今ってダウントレンドだったか?」という訳の解らない状態になってしまい、結局重要な高値安値が見えてこなくなり、変な場所を波と捉えて引いてしまうことが有ります。

ですので、練習には日足レベルが一番やりやすいと思います。

波引きの注意点まとめ

  • チャートは思いっきり引いた状態で見る
  • 日足レベルで波を引いて見る
  • 自分が引きやすいと思ったところを重点的に引いて見る

最初のうちは上記の三点を重点的に守って引くようにした方が良いでしょう。

これを守らずに独自の考えで波を引いてしまった場合、頭が混乱してしまい「今自分はどっちの波に対して引いているのだろうか?」という不安さえ覚えるようになります。

慣れないうちは本当に難しいことですが、練習あるのみです。

では、次回から実際のチャートにダウ理論のアップトレンドの定義に従って、波を引いて見ましょう。

ここまで読んでいただき有難うございました。

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