ダウ理論:ダウントレンドの定義に従って波を引いてみる

皆様こんにちは。さて、前回はダウ理論のアップトレンドの定義に従って波を引いてみました。
今回はダウ理論の「ダウントレンドの定義」に従って波を引いてみましょう。とおもったのですが、まずは波引きの注意点をおさらいしてみましょう。
- チャートは思いっきり引いた状態で見る
- 日足レベルで波を引いて見る
- 自分が引きやすいと思ったところを引いて見る
でしたね。上の三つを守れているでしょうか?
では、本日のタイトル。ダウ理論:ダウントレンドの定義に従って波を引いて見ましょう。
ダウ理論:ダウントレンドの定義とは?
今まで真面目に読んでいただいた読者様ならすぐに答えられますよね?
答えられますか?もしも答えられないなら、前回の記事を読み返してくださいね。そこに答えは乗っています。
という訳で、答えを発表しましょう。
答えは
安値を更新し、高値を切り下げる動き
でしたね。皆様は正解したでしょうか?
ダウ理論:ダウントレンドの定義に従って実際のチャートに波を引いて見よう
では、実際のチャートをご覧ください。
実際のチャートがこちらになります。さて皆様は波を引くことが出来ますか?
前回のアップトレンドとは逆の動きになりますので、落ち着いて考えてください。
アップトレンドの定義とは、高値を更新し安値を切り上げる動きでしたね。それとは逆の動きで、今回は安値を更新し高値を切り下げる動きです…どうですか?もう引けましたか?
では、実際に引いて見たものを見てみましょう。
どうですか?正解したでしょうか?
自分が引いて見た波と一つ一つ見比べてみてください。私が引いた波はちゃんとダウントレンドの定義に従って、安値を更新し高値を切り下げる動きになっているでしょうか?皆様の波はどうなっているでしょうか?
では次に、よく間違える波引きを見ていきましょう。
この波引きは間違いである。
こちらは先ほどのチャートから少し左側へ行った部分です。こちらのチャートにもダウントレンドの定義に従って波を引いて見ましょう。
こちらが本来の波引きとなります。ここでの注意点ですが、以下に上げる要素が初めての方々によく見られる間違いとなっています。
ご覧ください。
こちらの波引き、一見すると間違ってないように見えますが、青く囲った部分の高値を間違えております。
この部分を拡大してみると、
ご覧のようにごくごく僅かではございますが、右側の方が高値を更新しております。こういったわずかなすき間ぐらい良いじゃないか!!と思うかもしれませんが、ここをおろそかにしてしまうと後々痛い目にあったり、少しぐらい良いかと思って油断につながったり、後々出てくるエリオット波動論の説明がつかなくなったりしますので、ごくごく僅かな違いだとしても、しっかりと見ておきましょう。
続いての間違いはこちらになります。
こちらは一見すると解りやすそうで、まず間違えないだろうと思ってしまいますが、慣れないうちは何度もこういった波を引きたくなってしまいます。
こういった波を引くと、ますます重要な高値安値が見えてこなくなってしまいますので、必ずダウ理論のダウントレンドの定義に従って波を引く癖をつけていきましょう。
ダウ理論:ダウントレンドの波引きまとめ
どうでしょうか?ダウントレンドについて解って頂けたでしょうか?
では、もう一度ダウントレンドの定義についておさらいをしておきましょう。
ダウントレンドとは、
- 安値を更新して高値を切り下げる動きである
アップトレンドの定義に引き続き、ダウントレンドについてお話させて頂きましたが、この二つの定義、しっかりと覚えておきましょう。相場とは、ダウ理論抜きにして語れない、我々にとっては水のようで空気でもある、必要不可欠なものであると、しっかりと記憶しておきましょう。
ダウ理論についてはまだまだ語ることがたくさんあります。次回は、なぜダウ理論の定義に従って波を引くのかについてお話をしてみたいと思います。
では、ここまでお読みいただき有難うございました。