ダウ理論:なぜダウ理論を使う必要が有るのか?

皆様こんにちは。今回は、「なぜダウ理論を使う必要が有るのか?」についてお話をしていきます。ダウ理論についてのお話だけでも、今回で8回目を迎えようとしています。
まだまだ終わりませんよ~!!ダウ理論について伝えないといけないことはまだまだ有ります!!それほどダウ理論というのは大切だと、私は認識しているからです。
あ、ちなみにこの記事を書き始める30分ほど前なのですが、デモトレードとはいえ50PIPSを獲得することが出来ました。しかし、その後に調子に乗って殺人通貨として名高いポンド絡みの通貨に手を出して、痛い目を見る羽目になりましたが…。
ちなみにですが他にもデモトレードとはいえ、何度かトレードを行いトレード履歴を残しておりますので、一通り伝えたいことが落ち着いたときにでもお伝えできればと思います。
では、今回のお題である、なぜダウ理論を使う必要が有るのか?についてお話をしていきたいと思います。
ダウ理論:なぜダウ理論を使う必要が有るのか?
以前からお伝えさせて頂いている通り、ダウ理論とは
- トレンドを定義付けるための理論
- アップトレンドの定義
- ダウントレンドの定義
と、お話させて頂いております。では、このアップトレンドの定義とダウントレンドの定義がなぜ必要なのか?皆様はお解りでしょうか?
ダウ理論:ダウ理論をもってして目線を固定化する
ダウ理論とは、目線を固定化するために使用します。目線の固定化とは、つまり今現在アップトレンドかどうか、あるいはダウントレンドかどうかを知って、それに従ってトレードを行うことになります。
例えば、ダウ理論を使わずに現在のトレンドが解らない状態だとしたら、皆様はどう思うでしょうか?少なくとも私は、
「買っていいのか売っていいのかが全く解らない!」
という状態に陥って満足のいくトレードが出来ないです。それを防ぐために、現在のトレンドはどっちに向かっているのかということを知ることが大切なことだと、ダウ理論はおっしゃっているのです。
例えば、地球には東西南北の方位が有るように、ダウ理論は相場の東西南北を示していると考えています。皆様がどこかへ出かけたり、旅行に行ったりするときに地図を見たりカーナビを使ったり、スマホでグーグルマップを見たり駅構内やデパート内の売り場がどこに有るのかを知るために、デパートの見取り図を見ますよね?
それを見たときに方角や方向がよく解らないってことになったら、どうやって目的地に着けます?その目的地の方角を示してくれるのがダウ理論だということです。
ただし、間違えてはいけないのがダウ理論は「私達、もしくは私が行きたい方向を示すもの」ではなく「相場の参加者がどこへ行くのかを知るために使う理論」だということを忘れずにしておいてください。
このことをしっかりと覚えておきましょう。でないと、本当に痛い目を見る羽目になっちゃいます。
では、目線の固定化をすることが出来たら、次はどうすればいいのでしょうか?
ダウ理論:目線を固定化したら、トレンドに従ってトレードしていく
目線を固定化することが出来たら、そのトレンドに従ってトレードをしていきましょう。いわゆる順張りというものです。
だってそうですよね?今がアップトレンドだ!!みんな上に向かって走り続けてる!!って解っているのに、売りでポジションを取ったらどんどん損益が膨らんで、あっという間に証拠金不足でロスカットされて相場から撤退せざるを得なくなりますからね。最も、撤退で済めばいいですけど、相場の世界と人間の欲望は撤退で済ませてくれません。
その先に待ち受けるのは…考えただけでも恐ろしいですね。死にたいと思っているならまだしも、死にたくないと思っているのでしたらなおさらトレンド方向というものを、しっかり認識してその方向に対してトレードをしていきましょう。
電車通勤をしている方ならわかると思いますが、例えばみんなが一斉に階段から降りようと前から迫ってきているのに、自分一人だけ階段を上ろうと思っても、とっても上りづらいです。どちらかというと皆とともに階段を下りて行った方が、スムーズに降りていけますよね。それと一緒でトレンドに沿って買うか売るかを決め、それに沿ってトレードをした方が後々利益を残しやすいです。
大事なのは、売りの勢力が強いのか買いの勢力が強いのか?そして我々一般投資家はどちら側についていくほうが良いのか?
ということです。
ダウ理論:なぜダウ理論を使う必要が有るのか?まとめ
- ダウ理論をもってして目線を固定化する
- 目線を固定化したら、トレンドにしたがってトレードをしていく
以上の二点が最低限、絶対に必要となることになります。もちろん今まで書いたことも大切ですし、これから先書いていくことも大切では有るのですが、この二点を疎かにしてしまっては、トレンド方向とは逆の勢力に戦いを挑みに行くことになりますので、本当に命を落としかねません。
ですので、ダウ理論の根底にはこういった考えが有る!!ということをしっかりと覚えておき、どちらの勢力が強いのかを見定めて、強い方の勢力についていくようにしなければなりません。
私の個人的な心情としましては、弱い方の勢力やチーム等をついつい応援したくなりますが、FXや株等の相場においてはそういった行為は決してやってはならない、命を落とす行為となりますので気をつけて行動していきましょう。
では、ここまでお読みいただき有り難うございました。次回はダウ理論の具体的な使い方についてお話をしていこうと思いますので、皆様宜しくお願い致します。